こんにちは!!リンクスの石井です

日に日に冷え込んで来ましたね〜!!
流石の石井ももう長袖です!!
まあコートはもうちょい先になりそうですがね


ってな感じで今日の一曲


山下達郎「The Theme From Big Wave」


山下達郎といえば「クリスマスイブ」で有名ですが、
冬の曲はほとんど歌っておらず、
実際には「夏のアーティスト」ですよね。

もう寒くなってきましたが、
この爽やかで癒しな感じは他のアーティストには
絶対に出せないテイストです。

ドライブにもおすすめ!!!
さあ、今週末は山下達郎を聴きながら温泉にでも出かけるがいいさ!!!(謎のステマである)



ってな感じで今日もリンクスは元気に営業中!!!


今日は午前PC!!午後レク!!!

とは言っても石井は別件で外回りでござぁやす。
まあきっと楽しく頑張ってるでしょう!!!




そんなかんじです。


今日はニュースから。


苦しい台所 障害者就労支援、県内7割 賃金確保難(愛媛新聞)


地方紙のニュースですが、なかなか生々しい実態です。

いわゆる「就労継続支援A型」事業所のほとんどが
雇用している人の賃金を賄えてない(事業収入<支払賃金)状況になっているというニュース。
※「A型」「B型」「就労移行支援」の違いについてはこちらの記事をご覧ください。


こうなったのは行政のずさんな管理と
それをいいことに補助金をふんだくっていた(岡山県などを中心とする)悪徳事業者が原因です。
※悪徳事業者が行なった「補助金サギ」について詳しくはこちらの記事をご覧ください。


なぜA型事業所がこんなにも困窮しているのか

A型とB型の違いは「雇用契約の有無」です。

A型事業所では雇用契約に基づき、最低賃金以上で働かせる義務が発生します。

賃金以上のパフォーマンスを出してもらうには
相応の仕事をしてもらわなければなりません。

しかしながら、
A型とB型で行われている業務内容がさほど変わっていない。
だからA型の事業所の多くがこんな困窮してるんですね。


A型事業所の多くでは、B型と同じ「福祉あるある」の、
たとえばラッピングや軽作業系の仕事をしているわけです。

「福祉あるある」の仕事だと得られる事業収入もたかが知れています。

リンクスでも訓練で解体作業やってますけど、
200kgぐらいやっても数千円とかですからね。
やっす。


「福祉あるある」の事業収入が安すぎるのも
供給が需要に対して上回り過ぎているからです。

どこの事業所もやっているし、一部のB型事業所は時給ウン十円とかで
働かせているので、作業の原価がおそろしく安い。

だから必然的に依頼主からもらえる事業収入も安くなってしまうという構造です。
牛丼と一緒ですな。

普通に考えれば原価の高いA型は負けちゃうわけです。
でも、今までは補助金がもらえてたので、なんとか賄えた。
そうともいかなくなったのが、昨今のA型の現状、ってわけです。



今後のA型事業所のあり方

上手くいっていない事業者は無策に「福祉あるある」的仕事をするのではなく、
もっと事業収入を得られるにはどういう商売をすればいいかについて
真剣に考えるべき岐路に立たされています。
一般企業と一緒です。

商材を検討し直す。
差別化をする。
広報・宣伝に力を入れる。
独自性を追求する。

ここを怠って、「お涙頂戴クッキー」をいつまでも売ってるA型事業所は
潰れる時代になりました。

一方で、ニュースの最後にA型の施設長が言っている
「福祉的就労が提供する安心が奪われてしまう」というのもごもっともです。

A型事業所が事業収入で収益を出せないとなると、
雇用契約に基づいているので、パフォーマンスの出ない社員は
クビにされてもおかしくありません。

そうすると、A型事業所という存在は一体なんなのか。
"使えない"障害者はみんな時給数十円で奴隷のように働かねばならぬのか。
福祉的就労とはなんなのか。
となってしまうわけです。


A型事業所を安心して運営するには、
収益意識と国からのサポートとの両立が欠かせません。

経営者はもっと収益を上げるにはどうすればいいかについて考え行動し、
国はそれをサポートする施策を実行していく。

これからのA型事業所にはその2つが必要です。





そんなかんじです。
バランスって難しいですよね。ホント。
補助金の多寡で細かく調整をかけるのは本質的じゃないと思うんですよね。
経営が近視眼的になって労働者(利用者)目線に立った経営が難しくなると思うんです。


大事なのはみんなが幸せに暮らすことなんだけど、
人間って欲張りで自分の身を守ることを第一に考える生き物だから、
なかなかそうはいかない。

悲しい哉、これは歳を重ねれば重ねるほど、その傾向が強くなるんですよね。

若いうちは人にあげても自分で生み出せるけど、
歳を取ると自分で生み出すことが困難になってくからね。
だから歳を取っても寄付やボランティアを続ける人は本当に尊敬します。


昔は人口も少なく、若い人が多く、資源も豊富にあったから
分け合う精神、利他的精神が存在していたけど、
今はたくさんの人、たくさんのお年寄りと限られた資源だからね。
そりゃあ自己責任論者も出てきますわ。


でもこれを是とするのはよくないよね。
少しでもこんな空気をぶっ飛ばせるように、
どんどん面白いこと生み出していきますよぉおおおおおおお!!!!