こんにちは!リンクスの石井です
前のタイトルから「週3ぐらいで更新するよ日記」に名前を変えてはや1週間・・・、
なんだかんだで週3以上更新できている自分を褒めたいです!笑
内容はくだらないけどね笑
いつもこんな日記にお付き合いくださっているみなさん、ありがとうございまーす!


さあて、今日はニュースから。

[裁量労働制はエンジニアを幸せにするのか?(竹内義晴(特定非営利活動法人しごとのみらい))]
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1803/07/news013.html


就労移行支援事業所に来られる精神障害をお持ちの方に、
「元エンジニア」の方がたくさんいらっしゃいます。

私も以前はIT系営業をやっていたので少しはわかっているつもりなのですが、
ITの世界だと、お客さんからシステム案件を受注した時、
たいていの会社は別の会社のエンジニアさんに仕事の一部を外注するんですね。

で、外注された会社はまた別の会社に仕事の一部を外注し、
その会社はまた別の会社に、、、といった感じで、
一次請け、二次請け(子請け孫請けとも言われたりします)、、、と、
中間マージンを取りながらどんどん色々な会社に業務の一部を委託していくんです。

すると何が起きるか。

納期は案件を取った会社が決めたものなので、
納期に間に合わせるためには、外注された会社はそれよりも短い期間で仕上げる必要があります。

それが積み重なると、、二次請けや三次請けといった、
いわゆる「下流」の会社には、必然的に短納期で仕上げるような要求をされます。

しかも、中間マージンをめちゃくちゃに抜かれ、
搾りかすのような金額で作業範囲を完成させなければならない。
ゆえに、ひどい会社だと、「サービス残業」「休日出勤」が当たり前。
いわゆる「ブラック企業」が完成する、というわけです。

本当は案件を取った会社の営業さんがそこまで配慮して、
納期と予算に余裕を持って案件が取れるのがベストなのですが、
一方で競合との戦いに敗れてもいけません。
結果的に、案件をとる企業(元請け)が下請けを買い叩いているのが現状です。

過剰に働かされると、人間は心身を壊してしまいます。
「働き方改革」においては、単に個々人の働き方についてだけ言及するのではなく、
悪しき働き方を生む原因となる、こうした産業構造も並行して改めなければなりません。


さて、裁量労働制の話に戻します。

裁量労働制とは、今国会の「働き方改革」法案に盛り込まれている内容で、
要は「成果物を事前に話し合った上で、何時間働くかは個人の裁量に任せる」というものです。


では、裁量労働制について知ったところで、質問です。

みなさんは、裁量労働制についてどう思いますか??





私は
「成果物を事前に話し合った上で」が鍵になると思います。
これが適切になされるか否かで、薬にも毒にもなるでしょう。

ただ、労働者の、特にエンジニアの単価が世界基準から見て
とてつもなく低い日本では、毒となる可能性の方が高い気がします。

上司と部下がフェアな関係を築けていない会社では、
無理な目標値、成果物を設定されて、
それを達成できていないことを理由に無茶苦茶な働き方を強いてくるでしょう。

上流と下流、上司と部下の上下関係がアンフェアな今の産業構造では、
そもそも適切な成果物を合議できているかという点に大きな課題が生まれると思います。


そこで私の結論。ですが、

評価方法。これを、裁量労働制とセットで決めるべきです。

現行の評価は、
「上司が部下の評価(給料)を決める」というもの。

先述の通り、これでは上下関係がアンフェアで、
無理してでも上の言うことを聞かないと待遇を悪くされる恐れがあります。

この評価方法と裁量労働制をセットにすると、悪い未来しか見えません。

そうではなくて、例えば360度評価制を取り入れ、
「上司も部下もあなたを評価する」という評価方法にしたらどうでしょうか。
評価比率はもちろん全員均等です。

きっと無茶苦茶な目標を設定されることは減るはずです。
もし無茶苦茶な目標を設定されたのなら、
そんな上司の評価を最低にすればいいのですから。


上流と下流の関係性においても評価方法を変える必要があります。
とはいえ商売である以上、買い手が売り手の予算を決めるのは難しいので、
ここは職場の労基法違反について監視委員がより厳しく見る必要がありますね。






そんな感じです。
珍しくまじめなことを書いてしまった。。。
慣れない文章はやはり肩こりますね、、、多分変な日本語も多いだろうなあ。笑


ていうか雨すごいな!

リンクス4コマ漫画02