こんにちは!!リンクスの石井です

昨日のW杯、見ましたか!?
フランスが強い!!
強豪各国がまさかの敗退などを続ける中、
下馬評どおりフランスが決勝戦へと駒を進めましたね!!
日本を下したベルギーも惜しかったですが、
いい試合見せてくれました!!!ありがとうベルギー!!!

そして今フランスがアツい!!!

W杯はもちろん、フランスでは現在自転車の祭典「ツール・ド・フランス」が
開催中です!!

開催期間は7/7-29。
21日間かけてフランスの風光明媚な21ステージ
計3329kmを走破する、
というトンデモナイ自転車レースです!!

一日の距離はマチマチですが、最も短いステージで31km、
もっとも長いステージだと231kmもあります!!!!
短いステージはその分起伏が激しかったりするので、
どのステージも見所満載ですね!!

都内の一部のHUBだと生中継のライブビューイングもやってるみたいです!!
自転車が好きな方はもちろんですが、
フランスの綺麗な景色をバックに色鮮やかな選手たちが疾走する姿はとても
美しいので、興味のない人もぜひ一度見ることをオススメしますよー!!!!




さあて、話は戻ってJAPANのLINKS。
フランスの熱気にも勝ちそうな勢いで、本日もリンクスはバリバリ営業中!!

今日は午前に模擬会議、午後に履歴書作成でござぁやす。


模擬会議。
どちらが正解という訳でもない中で答えを出していくのは
簡単ではありません。

いろんな人がいろんなことを言ってくるので
意見をまとめるのはとても大変です!!
まとめていく中でたくさんの課題や苦悩が出てくると思うので、
ぜひそれらを糧にして学んでいきたいですね!!


履歴書作成。
ちょいとずつですが、みなさん書けてきました!!
"型"が決まればあとはこっちのもんなので、
まずは"型"をどうするかについてじっくり考えていきましょう!!!



そんなかんじです。


今日は普段なんとなく使っている
「精神障害」について書いてきます!!!


「精神障害」とは

精神障害とは何か。
実は世界でも、まだ精神障害について定義の統一がなされていません。

こうした前提のもとで
福祉的に精神障害を定義すると、

精神障害とは、
「精神的な要因が基となって実生活や社会生活で継続的に困難が生じている状態」
のことを指します。


精神障害の分類

精神障害とひとことで言っても、
その種類はとても多岐に渡ります。
先日の記事で書いた「ゲーム障害」も
もし障害として認定されれば精神障害の部類に入るでしょう。

精神障害のカテゴライズは今のところ発生原因別が主流で、
大きく3種類に分けられています。

[精神障害の種類]
・外因性精神疾患
・内因性精神疾患
・心因性精神疾患


外因性精神疾患
読んで字の如く、外的要因が原因となって発症する疾患です。
外的要因というのは物理的なショック(外傷)はもちろんのこと、
薬物やアルコールなどが原因となって起こる精神疾患をさします。

内因性精神疾患
脳の中の器質的な問題に起因するものですが、原因が分からず、
外因性でも心因性でもない精神疾患のことを指します。

心因性精神疾患
精神的負荷(ストレス)が起因して発生する精神疾患のことを指します。


「この疾患の場合は、外因/内因/心因性だ」というように
明確に分けられるわけではありません。

原因は複合的なものであることも多く、
例えばアルコール依存症の場合はアルコールという外因の他に
ストレスという心因が混ざっていたりなどします。

治療の際に原因を細分化することで
どこにフォーカスしてケアすべきか考えやすくするために
こうした分類で分けられています。

精神障害とはそれだけまだわかっていないことが多く、
具体的に線引きすることが難しい障害になっています。



精神疾患ってどんなのがあるの?

精神疾患は多種多様です。
「名前は聞くけどよくわかんない」というものが多いと思うので、
ここでぜひ「だいたいこういうものなんだ」というのを学んでくださいね!!

「だいたい」でいいのは、
「病名」という形で名前としては分けられているけど、
明確な線引きがないからです。


ただ、病名と症状がリンクすると、その病名の人との接し方が大幅に変わります。

例えばあなたの身の回りの人が「私は統合失調症です」と言ってきたとき。

「ん?聞いたことあるけどわかんない。」だと、
「よくわかんないから近づかないでおこう」みたいな判断になってしまうことが
あります。

病状は多種多様ですが、
「大まかにこういうことが起こる可能性があるんだな」っていうのを
正確に捉えているだけで、
少なくともお互いに良好な関係を築こうという方向に向かえますよね。

統合失調症だったら
当事者が作話する可能性があるから、
「嘘をつかれた・・・!」と変にショックを受けることが無くなります。

病名と症状の理解!ぜひやってきましょう!!!


主な精神疾患(よく聞くけどよくわかんないよ順)

精神疾患、めちゃくちゃ種類あります。
全部は書ききれないなあと思ったので、
よく聞くであろうやつを中心にいくつかあげておきますね!!

・統合失調症
妄想や幻覚を主とした精神疾患です。
就職・進学・転職・独立・結婚など、人生の転機に発症しやすいのが特徴です。
考え方や言動が周囲と違うことに気づかない(病識の障害)ことも多い疾患です。


・双極性障害
いわゆる「躁うつ病」です。
原因は特定されていませんが、
心因性に加え、先天的要因もあると言われています。

双極性障害にはI型(躁状態)とII型(軽躁状態)があります。

I型とII型の違いは躁状態時の行動です。

I型は、躁状態時に多弁、集中力散漫、金銭やリスク感覚の麻痺、誇大妄想などが発生し、
法的な問題になったり信用を落としたりするような行動をとる可能性があります。

II型は、I型のように周囲に迷惑をかけはしませんが、
周囲から「あいつハイだな」と思われるぐらい
テンションが高い状態が続き、ほとんど眠らないで活動します。

I型、II型の躁に共通して言えるのは、
当人が周囲の困惑や迷惑に対する自覚がなく、
気分爽快で調子がいいと思っていることです。

うつ状態はI型、II型で変わりません。
興味や喜びの喪失と、抑うつ症状(ズーンとした気持ちが何日も続く)が
うつ状態の核となる症状です。
これにプラスして早朝覚醒や疲れやすさ、自責感、無気力感などの諸症状のうち5つ以上が
当てはまれば「うつ状態」となります。

本人が「体調悪い」と感じるのもこの状態のときで、
双極性障害はこうした「うつ状態」と「躁状態」を繰り返す病気です。

・うつ病
双極性障害から「躁状態」を抜いたものが、うつ病です。
外因性、内因性、心因性と、あらゆる要因からなる可能性があります。

先述の通り、当事者が「躁状態」に気づいていないケースが多いことから、
「うつ病だと思って診てもらったら双極性障害だった」ということも
しばしばあります。

誤診から治療が遅れることに繋がる可能性があるので、
うつ症状の兆候が見られた場合、医師の診察の前に
「躁状態の有無」について本人以外の人と話しながら
確認をした方がいいでしょう。


・PTSD(心的外傷後ストレス障害)
生死に関わるようなとても大きなストレス
(大事な人の死や死にそうになった経験、DVやレイプなど)
やトラウマなどを受けたことが原因となって起こる精神疾患です。

当人がそのように振る舞ったり当時の出来事を忘れようとしたりする関係で、
一見すると何も障害は無いように見えることもあります。

しかし、ちょっとしたきっかけで当時の記憶をフラッシュバックしたり(再体験症状)、
記憶を忘れようとしても出てきてしまうことから、
突如として涙が止まらなくなったり、動揺、感覚や意識の低下、怒り、注意散漫などの
症状が現れることがあります。


・パニック障害
パニック障害は
パニック発作、予期不安、広場恐怖という3つの症状が核となります。

[パニック発作]
突発的に不安に襲われ、動機や息切れ、感覚低下などが起きます。
発作の症状だけで言えばPTSDと同じで、
大きくはPTSD同様「不安障害」という分類になります。

PTSDとの違いは過去のトラウマのような
原因やきっかけなく突発的に発作が起こるという点です。

[予期不安]
「いつどこで発作が起こるかわからない」という障害特性から
「発作がここで起きたらどうしよう」という不安が続き、
いつも発作のことばかり考えてしまったり、
中には発作が怖いから仕事を辞めるなどの行動に出たりすることもあります。

[広場恐怖]
予期不安と関連して、
「いつどこで発作が起こるかわからない」という障害特性から
束縛された環境にいることが困難になる症状です。
満員電車に乗れなくなったり、人混みや行列、映画館など
一定時間行動を縛られた環境にいられなくなります。





他にも大きいとこだと発達障害とか色々ありますが、
石井の筆力が限界に近づいてきたので、今日はこの辺で。
発達障害についてはまた今度書こう

「興味がでたなー」
「身の回りのあの人の障害はどれかな」

などと思った人はぜひこちらのページをご覧ください!!

[参考URL]
厚生労働省「知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/index.html



まとめ

精神障害って、線引きがあいまいです。
あなたもいつなるかわかりません、いや、もうなってるかもしれません。
だって、ねえ?症状見て1個や2個ぐらいあなたも当てはまってないですか?
当てはまってないにせよ「ちょっとはそのケがあるな」というのはあるはずです。

私はもう健常者なんて言葉はなくなっちまえばいいと思ってます。
線引きがあいまいなんだから、国民全員精神障害者だって言えなくもありません。

日本は特に「障害者」という言葉へのスティグマが強すぎます。
ただの個性だというのに理解しようとしない。
フタをしようとする。美化したり「体良く扱った」体で距離を置こうとする。


今日精神疾患の説明をしたのは、
「双極性障害?なにそれこわい」と言って距離を取ろうとする愚かなあなたに
「だいたいこういう個性のやつなんだぜ。ほれ怖くないだろ?」
と言いたかったからです。


障害を持っている人は苦しんでいる時もあります。
でもそれだけじゃない。
楽しい時間もあります。
もっと楽しい時を増やしてもらいたい。
もっと楽しく。もっと楽しく。
それが私の願い。
楽しむにはみんなの力が必要です。
1人で楽しむよりみんなで楽しんだ方がいい。
そうでしょ?
みんな楽しめてる?みんなで楽しもうよ。
だからこういうことを書くんですね。


ってことで長くなったけど今日はここまで。

少しでも想いが届くといいなあ
リンクス4コマ漫画72