私の名前は、L・K・フロッグ。ここ「時の街」川越で人類を観測している。

リンクス川越事業所。ここは障害福祉事業所、様々な人の働くをサポートしている。
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今日は水曜日ということで「メンバーミーティング」が開かれていた。

今日の議題は、「大掃除について」。

リンクスでは毎月第3木曜日に事業所の大掃除を行っている。

ミーティング





















司会・書記は就労移行のメンバーの方が担当した。職員も参加して、どこを掃除すべきか、作業をしやすくするためには、どいういった配置が良いかなど。

「ゴミ拾いをすることが大人の証」という話を聞いたことがある気がする。

その心は、その場に責任を持つということだ、ということらしい。

大人は責任を引き受けるものなのか・・・・。


LKA











人間の営みを見届け、私はめまいを感じた。憂鬱の崖を滑落しはじめている前兆か。


LKD










しばらくは、この世界は馬鹿げた冗談みたいなものとして、笑い飛ばしていたのだが、すこしずつ、現実のどうしようもなさが追い払えなくなってきた。

LKC










「生老病死」「愛別離苦」「五陰盛苦」「怨憎会苦」「求不得苦」世の中を見渡しても「児童虐待」「人権侵害」「豺狼当路」et cetera
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LKD









しかし、こういうことを我が身に引き受けるのは、過剰な責任感でもあれば、それを引き受けられるとの誇大妄想のなせるわざでもある。が、それを引き受けて出来ることをしていくのが大人でもある・・・のかもしれない。


LKB










私は、呪文を唱えて心の安定を保つ。

”Why so serious.Why so serious.”

現在の症状、誇大妄想と抑うつ。

焦燥の川から憂鬱の湖までの道、1時間20分の渋滞。

抑うつの谷を抜けるまで、小腸3本と、くるぶし22個分。