

日に日に暑くなってますね!!

夏の足音がひたひたと迫っている感・・・。

ってな感じで今日もリンクスは営業中!!!



今日は午前作業からの運動!!午後レク!!!
午前!!作業!!!


集中しております!!!

なんと、ずっと前に申請してた「アベノマスク」がとどきました!!



段ボールがこんな感じで事業所内のいたるところに置かれてます。
嗚呼。

スタッフさんが「まさかこんなに届くわけないやろ」的なノリで申請したところ
フルMAXで届きました・・・!!!

こいつが税金の成れの果てか・・・。

35000枚、事業所が流星街

拒まない
だから 我々から
何も奪うな
ということで、このマスクを解体&加工して雑貨品を作ります!!!

価値を創造していこうじゃあないか、これが令和の錬金術よ

運動!!!
有酸素とヨガやっております!!


基礎体力の重要性を年々感じます!!

午後!!!レク!!
ボードゲーム組は「あやつり人形」「80日間世界一周」などをやりました!!!
あやつり人形はピリピリとした駆け引きが面白いドラフトゲーム、
80日間~は貧乏になってゴールしなければならない好きなだけ進めるすごろくゲームです。
参加してた人たち、ワイワイやっておりました!!


そんなかんじです。
きょうも引き続きボードゲームのお話。


参考:第1回
参考:第2回
お伝えし漏らしていましたが、
リンクスの利用者さんのほとんどは精神・発達障害の方です。
下記のノウハウが知的障害を持った方に必ずしも当てはまるかというと、答えは「No」です。
障害特性に合わせて訓練はすべきで、
ボードゲームは特に身体・精神・発達系の方に有効と考えます。
(知的障害に対して適してないわけではない)
カタンを使った支援について
就労移行支援の訓練でボードゲームを使う際、
特に意識しなければならないのが、「就労準備性を伴った訓練をする」というところです。
就労準備性を伴った訓練をする
ボードゲームはルール理解とコミュニケーション、そして自信に繋げるための訓練です。
加えて、就労が近い段階の人は特に、就労準備性を伴った訓練が重要です。
訓練に就労準備性が伴っていないと、デイケアや放デイのレクなどと同じになってしまいます。
つまり、リフレッシュにはなるものの、当人の就労意欲や就労準備性を引き出すことに繋がらず、
「通所日数は増えたけど就職できなかった」という結果になってしまうおそれがあります。
したがって、就労移行支援でボードゲームを使う場合、
あくまでも「就労に向けた訓練である」ということを意識した支援が必要になります。
では、就労準備性を伴ったボードゲーム訓練とは具体的にどのようなものを指すのでしょうか?
リンクスでは、就労準備性を伴ったボードゲーム支援を以下の3条件で定義しています。
[就労準備性を伴ったボードゲーム支援の3条件]
1. 多少のストレスを掛けること
2. インタラクション(他人との関わり)を意識させること
3. 「いつもの」を避けること
もちろん、楽しんでやることが第一ですので
常にこの条件すべてに当てはまっている必要はありませんが、
これらの条件からはみ出しすぎてしまうと訓練強度が落ちて
「就労に向けた訓練」というよりは「リフレッシュ」のニュアンスが強い支援になると考えます。
※注:もちろん、日課にリフレッシュを取り入れることも大事です!!
「ボードゲーム」と言うとよく挙げられる「トランプ」「UNO」「人生ゲーム」などが
就労訓練として不適当なのは、この3条件から概ね外れてしまうからです。
【トランプ、UNO、人生ゲームが不適当な理由】
1. ルールをみんな知っている、ゲーム時間・思考時間が短い、自分の手番がすぐ来る⇒ストレスが少ない
2. 運の依存度が高く、駆け引きも少ない⇒相手への意識も向きにくい
3. やり慣れたポピュラーなゲーム⇒イレギュラーを生み出しにくい
ということで話を戻し、就労準備性を伴ったボードゲームの3条件それぞれについて、
以下に、その詳細をお話ししていきます。
1. 多少のストレスを掛けること
「ストレス」というとあまり良い印象ではありませんが、要は「負荷・刺激」です。
筋トレと同じで、就労を意識する場合は精神的な負荷を多少掛けていく必要があります。
具体的には、
・勝敗が明確に出る
・プレイ時間やダウンタイム(=手番ではない時間)が長い
・長考の必要が出る
・駆け引きがある
といったところです。
ストレスを掛けることで、折り合いを付けられるか、
自分のできること、できたことを考えられるか、
「勝つ」という明確な目的に向けてやり抜けるかを訓練していきます。
前回、「難しすぎたりやりたくないものは無理に参加させるべきではない」と言ったのは、
このストレスが過度になってしまうからです。
過度なストレスは身を滅ぼしますが、適度なストレスは向上・前進の手助けになります。
過ぎたるは猶及ばざるが如し。
いいかんじのストレス、かけていきましょう。
2. インタラクション(他人との関わり)を意識させること
仕事はインタラクションの塊です。
どんな仕事でも、上司や同僚とコミュニケーションを大なり小なり取ります。
コミュニケーションの基本は聞くことにあります。
「聞く」というのは耳を傾ける「傾聴」もありますが、
特に重要なのは自ら聞いていく「相談」や「質問」です。
相談や質問は難しいコミュニケーションですが、
これがごく自然的にできるのがボードゲームの良いところ。
たとえば、カタンには「交渉」という要素があります。
自分の欲しい素材と相手の持っている素材を話し合いで交換できるんですね。
質問や相談は、日常生活だと間や空気を読んでしなければならなかったりしますが、
ゲームでタイミング等含めルール化されていることでそういった要素を排除して実践できます。
こうして交渉を行っていくことで相談や質問する感覚を掴んでいくことができます。
もちろん、障害特性上自分から働きかけたりするのが苦手な方も多いですが、
そんな方でも回数を重ねるごとに徐々に「交渉」ができるようになっていきます。
なぜできるかというと、周りに「お手本」がいるからです。
他の交渉している人のマネをする。それを繰り返す。ただそれだけ。
多くの就労移行支援事業所で行われているSSTだとこれをロールプレイングで行っているわけですが、
ゲームの場合、会話の流れがあり、自分が欲しいものなどを踏まえた上で行います。
つまり、演技ではなく、生のコミュニケーションで相談や質問の練習をしているんです。
「コミュニケーションの訓練をしましょう」と言われてする訓練より、
能動的に楽しみながら取るコミュニケーションの方がいい訓練になります。
夢中に勝る努力なし。
3. 「いつもの」を避けること
同じゲーム・やり慣れたゲームを繰り返しやることは、訓練強度低下になると考えます。
もちろん、リプレイ性の高い(=毎回新鮮な体験ができる)ゲームもあるので、
一概に全部連続でやるべきでないとは言えません。
しかし、表現型のゲームなどプレイングに改善の余地が少ないものを
頻回にやるのは就労準備性の観点からはイマイチでしょう。
新たに仕事を覚えるというのはなかなかに大変な作業です。
ボードゲームでこれを模擬的に実践するためには、
新しいゲームを選ぶ、ないしは改善ポイントが出てくるというのが重要です。
同じものを何度もやるよりはなるべく違うものをやるか、
「今回ここを失敗してしまった」「次はこうしたい」という気持ちが出てくるものを
繰り返したりするのもいいでしょう。
ということで今日はここまで。
カタンの話、ちょびっとしかできてない・・・。
最近更新がぽつぽつになってしまってすみません!!
おかげさまで予定目白押しになっておりまして、なかなかブログに手が回らず・・・(という言い訳)
無理せず頑張って投稿していきたいと思いますので
引き続き応援よろしくお願いします!!
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