こんにちは!リンクスの石井です

日に日にあったかくなってきますね〜、今日も川越はおひさまサンサンです!

きょうはニュース記事から!


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「生活保護家庭に生まれたら、大学に行けない」問題を解決する方法
http://m.huffingtonpost.jp/yumiko-watanabe/univ-2018-0218_a_23364005/ 

生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律案が閣議決定しました。
早ければ今年の4月1日には施行されるみたいですね!

この法律案は、生活保護受給世帯のお子さんが大学入学時に
「進学準備給付金」として10〜30万円をもらえるというもの。

大学入学時は学費もさることながら、教材費や
一人暮らしの場合、家賃や日々の食費など、たくさんお金がかかります。

生活保護世帯のお子さんはスタート時点で所持金が0円なので、
こうした給付金の存在はとてもありがたいですよね。


一方でこの法律案の閣議決定に対して、
「生活保護受給者の子どもが大学に行けないのは親のせい。
だから仕方ないし、努力不足な人間の子どもに国民の税金を使うな!!」
という声も聞こえてきます。

私はこういう声を聞くたびに悲しくなりますし、
日本ではまだまだ生活保護受給者への理解が足りていないな、と感じます。


よくニュースや漫画などで、生活保護の不正受給をしたり、
働きもせず酒に呑んだくれ、盗みや暴力をするような様子が取り沙汰されますが、
不正にもしくは好きで生活保護を受給している人はほんの僅かです。
(こういった情報はセンセーショナルなので印象に残りがちですよね。)


不正受給率は額面ベースで全体の0.5%以下(2010年時点)、
健常な労働可能人口世帯での受給は全体の16%程度(2017年時点)です。

ではどんな人が生活保護受給世帯に多いのか。

2017年2月のデータから見ると、
生活保護受給世帯のほとんどは高齢者世帯(51%)、障害・傷病者世帯(26%)からなっています。
次いで、健常者世帯(16%)、母子家庭(6%)となっています。

一概にこのデータをみて言い切ることはできませんが、
「少なくとも受給世帯の5世帯に4世帯は、働きたくても働けない要素がありそうだ」
と、考えることができるのではないでしょうか?

[参考データ]
・Wikipedia
生活保護の不正受給

・厚生労働省より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000164401.pdf





今回の法律案は、とても素晴らしいと思います。

子は親を選べません。

お子さんには何の罪もありませんし、
大学での4年間は、将来自分がどうなりたいかをじっくり考えられる
最高のチャンスだと思います。

多くの学校において、高校までの学習はほとんど同じです。
指導要綱に乗っ取り、教科書とノートを使って勉強する。

海外に行って異文化を体験する、サークルの仲間と音楽の良さを分かち合う、
たくさんの仲間を作って面白いことを企画する、好きなことに没頭するなど、
学習の形はひとつではないはずです。
それが出来る環境が、大学にはあると思います。


今回の法律案は、このチャンスが平等に与えられるための
大きなステップになります。

子どもたちが平等に学べる環境が得られるように、
応援していきたいですね!




と、教育福祉の従事者として思った次第なのでした


き、きょうはマジメな感じで終わってしまった・・・!