こんにちは!!リンクスの石井です

ジメッとした天気ですね〜、
いよいよ梅雨本番となってまいりました!!
でもそんなの関係ねえ!!とばかりに本日もリンクスは元気に営業中です!!!
ファイヤーーーーーーー!!!!!


さあて、今日はニュースから。

「なぜ福祉事業所の閉鎖が相次ぐのか」(NHKおはよう日本)
[記事URL]
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/12/1228.html


2017年12月のニュースなのでちょっと古いですが、
障害を持った人が今後どうやって働いていくか考える上で
参考になるニュースなので、取り上げてみました。



かつてA型の継続支援事業所では補助金を目的とした
本質的ではない支援を行なっている事業所が大量に発生していました。


※A型?B型?継続支援事業所ってなに?という人はこちらの記事をご覧ください。


この「補助金サギ」、
雇っている障害者の自立支援給付金(1日5800円ぐらい)を障害者の給与に
充当させつつ、障害者を新規雇用するたびにもらえる
「特定求職者雇用開発助成金(特開金)」と呼ばれる補助金(3年間で最大240万円)
をもらうという手口で行われていました。

1日来るだけで5800円もらえて、
雇うだけで240万円(3年最大)もらえる。

この仕組みにより、
「1日来た」とカウントできる
最低限の時間(5時間)だけ
障害者に「居てもらって」、賃金をなるべく低く抑えつつ
240万円もせしめることが出来てしまいました。

A型事業所では最低賃金以上で障害者を雇う義務があります。

仮に最低賃金が850円で、5時間
働かせ居させ)たとして、
発生賃金は1日あたり850*5=4250円。

とりあえず5時間居させておくだけで
5800-4250=1550円の儲けになるんです。

加えて1人あたり毎月5,6万円の特開金。

なので、この手口を利用した業者は
社会的になんの価値も出していないのに
1人障害者を雇うだけで月々約8万円の「利益」が出てしまっていました。

定員は事業者によって異なりますが、
仮に30人の事業所だったとすると、月々約240万円の「利益」になります。
そこからスタッフの人件費などを引いても十分成り立ってしまうビジネスに
なってしまっていたんですね。


昨年の4月に自立支援給付金の障害者への充当が禁止されたことで
この「詐欺」は出来なくなり、結果的に多くの悪質事業者が廃業に追い込まれましたが、
結果としてとても大きな2つの爪痕を残す形となりました。


1.障害者の大量解雇
記事では岡山県の話が取り上げられていますが、
岡山県はかねてよりA型の事業所が多く、悪質な事業者もあとを絶ちませんでした。
このルール改正によって多くの事業者が廃業となり、
それに伴い多くの失業者が出てしまいました。


2.再就職の困難な障害者の増加

健全なA型事業所では、障害者は健常者と同じく
雇用契約に基づき契約書に記載された業務を行なっていますが、
悪徳業者は形式だけの契約書で実際はほとんど遊ばせている、
もしくは何もさせていないという「緩すぎる」業務をさせていました。

その結果、悪徳事業所にいた障害者は他の事業所で働くことが
困難になってしまい、本来はA型通所で問題がなかったような状態の方が
B型や生活介護でもままならず、どこにも行き場がない、
という状態に陥るケースが多数発生してしまったのです。



※参考記事:補助金目的「障害者ビジネス」が横行する理由(東洋経済ONLINE)
[記事URL]
https://toyokeizai.net/articles/-/216728








この記事と参考記事を読んで思ったこと

就労移行支援においてもそうですが、
ここ最近の制度改革で補助金をもらうことが目的になっている悪徳事業者は
生き延びられないような制度設計に変わってきています。

ですが、それは決して「健全な事業者」だけが
生き延びられるようになってきていることとはイコールではありません。



「ウチは(ちゃんと)最低賃金で働かせてますよ」

先日あるB型事業者さんが胸を張ってこう言っていました。

確かにB型事業者においては障害者の賃金は雇用契約に基づかず、
したがって最低賃金の決まりもありません。

事実、B型事業者の大半は時給数十円〜数百円で障害者を働かせていますし、
そうした中で、最低賃金で働かせているのはとてもすごいことのように見えます。


ですが、この基準値がそもそもおかしいということには誰も突っ込みません。


日本は今、高齢化に伴い、
いわゆるブルーカラー(肉体労働を基本とする労働)の人手不足が問題になっています。

継続支援事業所の多くは肉体労働です。
組み立て作業、梱包作業、分別作業など、
単調で飽きやすく、とても疲れる作業です。
いわゆるホワイトカラー(頭脳労働を基本とする労働)に従事している人がやったら、
肉体的・精神的に耐えられず、1週間と持たないでしょう。

そんなにも難しく、適性の必要なこの作業が買い叩かれているのは
「機械でも代替できる」「誰でも(どれだけ頭が悪くても)できる」
「社会的価値が低い」
といったことが理由としてよく挙げられますが、

果たして本当にそうなのでしょうか?



ブルーカラーは機械でも代替できるのか

最近ではAI(人工知能)の発達により、銀行の融資担当や公認会計士などが
代替されると言われています。
確かにこうした業務は論理性を求められているのでAIの方が高速かつ正確かつ安価に
業務を遂行できるでしょう。

ではブルーカラーの仕事はどうでしょう。
確かに1つ1つ見れば作業はシンプルで、機械でも代替できます。
しかし、作業が多種多様で際限がなく、全ての作業を完全に機械化することは
非常に困難です。

少なくともブルーカラーよりはこうしたホワイトカラーの仕事の方が
早く機械に代替されます。



ブルーカラーは誰でも(どれだけ頭が悪くても)できるのか

これは先ほど言った通りです。

ホワイトカラーの仕事しかやっていない人にブルーカラーの仕事を
行うことは肉体的・精神的に困難です。
また、高齢者や体の弱い人にも困難です。

つまり、ブルーカラーの仕事をするには
専門性(規律正しく単調な作業をし続ける体力と精神力)を有する必要がある、と言えます。



ブルーカラーは社会的価値が低いのか

社会的価値を経済的価値と置き換えると、
確かにそうかもしれません。

経済的価値の考え方においては、
完成品、つまり消費者の手元にきた時点で
そのものの価値が生まれるのだから、
リサイクル業務や中間工程の作業は経済的価値が
低いのかもしれません。

ですが、こうした業務がなければ完成品は生まれません。

リサイクルや産廃業務も、もし誰もしなければ
健全な生活、健全な経済活動に支障をきたします。

「社会的価値」は資本家が弄した詭弁です。

同じ人間が健全な社会を回すために行なっている仕事なのだから、
仕事の貴賎、つまり社会的価値が高いだの低いだのという概念は
そもそもないんです。







そう、ブルーカラーは買い叩かれているんです。

高齢化でブルーカラーの需要が高まっているにも関わらず
安い賃金で買い叩かれている背景には、
資本家や消費者の過剰サービス要求があります。

24時間営業、今日中に回答、○○無料、ボランティア、おもてなしなど、
名前を変えて行われる過剰サービス。
これはお客さんとしては嬉しいでしょうが、
価格に反映させないと労働力の買い叩きになります。


今年度末、日本が国を挙げた過剰サービスを実施しようとしてます。


「新元号公表は即位日に」(共同通信社)
[記事URL]
https://this.kiji.is/376700311571825761?c=39550187727945729


国民をワクワクさせたいからなのか何なのかわかりませんが、
これにより、たくさんの事業者が悲鳴をあげることになります。

IT事業者の一部は元号が変わることに伴い、大きな作業が発生します。
早くから言っていれば起こらなかった残業が起こり、
少なくない人が大変な思いをするでしょう。
カレンダー業者ももちろんそうですし、
官公庁の職員も資料の元号替えにたくさんの労力が割かれるでしょう。



全部早めにいえば起こらないことなのに、
力を持つものが、さらに力を持つ者の方しか見ていないが故に
当たり前のようにこうしたことが起きている。



あまねく障害者が活き活きと働けるようになるためには
前提としてこうした「一方良し」の姿勢こそが最大の誤りであるということが
共有されなければなりません。












そんなかんじです。

最近ブログが長くなってしまうな。。。。

でも読者さんもじわじわ増えててやり甲斐を感じる今日このごろです。
なんと昨日のPVは122!!!すげえ!!!!
122人にあのふざけた漫画を読まれてると思うと興奮しちゃうね
ハァハァハァハァハァハァハァハァ
きもちわるうい

さあて、明日も更新するぞうい

P.S.
4コマ漫画「とりとまめ」、ついに今回で第50話です!
だからといって何かあるって訳でもないよ!!!
リンクス4コマ漫画50