私の名前は、L・K・フロッグ。ここ「時の街川越」で散り場所を探して彷徨っている。 桜の花びらと匂いが漂い、人間たちの浮かれた声が響いている。 春近しといえどまだ肌寒く、冬眠しているカエルの仲間たちとの再会には、まだしばし時間がかかるもよう。 日差しが暑